ビットコイン以外の通貨を知らない人に、他の仮想通貨(アルトコイン)について紹介して行きます。
仮想通貨は1,000種類以上あると言われていますが、日本で主に取引可能な14通貨を紹介します。
ビットコイン以外に可能性のあるアルトコインはたくさんあります。
魅力的な仮想通貨がたくさんあるので、ぜひ購入してみましょう。
目次
ビットコインとは?仮想通貨とは?
ビットコインを中心とした仮想通貨は、電子マネーのような役割だけではなく、ブロックチェーンという技術が背景にあるのがポイントです。
このブロックチェーンという技術が「今後、世の中で大活躍するだろう」という理由で多くの人がそれぞれの通貨に投資をしています。
ビットコイン・リップル・イーサリアムなど、それぞれの通貨には別々の機能を持ったブロックチェーン技術を使っていて、強みや特徴などがあります。
ビットコインは一番有名な仮想通貨ですが、ブロック生成時間が10分に1回で、しかもブロックサイズが1MBしかないので、実質的に使えない通貨というのが現実です。
ビットコインだけで生活できるか? という検証をしている人もいますが、支払いに時間がかかってしまい、なかなか不便そうです。
ビットコインは今や指標の一つのような位置づけになっており、株で言う日経平均株価のようなものでしょう。
ビットコインは第1世代の仮想通貨と言われ、2009年に誕生した古い通貨ですが、もっと実用的な仮想通貨はたくさんあります。
もっと実用的で今後、実社会に採用されるであろうアルトコインを紹介して行きます。
日本の仮想通貨 14通貨
日本のメインの取引所で扱っている14通貨について紹介します。
時価総額が多い順番で紹介して行きます。
ビットコイン【BTC】
ビットコインは仮想通貨の中でも時価総額No.1を誇り、取引量も一番多い通貨です。
ビットコインの発行数は決まっていて、2009年のスタート時から10分に1度発行されます。
新規発行されたビットコインはマイニング(採掘)という方法で手に入れることが出来ますが、通常は仮想通貨の取引所で購入するのが一般的です。
ビットコインは仮想通貨市場の指標のようなもので、ビットコインの値動きに、他のアルトコインが影響されることも多いです。
イーサリアム【ETH】
イーサリアムはビットコインに続き、時価総額No.2を誇る仮想通貨です。
ビットコインは主な目的が「決済用コイン」であるのに対して、イーサリアムは「アプリケーション作成を主にするプラットフォーム」になります。
イーサリアムのブロックチェーンが非常に柔軟に作られていて、様々なアプリケーションに対応することができるようです。
また、イーサリアムでは「スマートコントラクト」技術を搭載していて、売買の際に「契約を交わすことが出来る」のが特徴です。
リップル【XRP】
リップル時価総額No.3を誇る仮想通貨で、処理速度が速く、世界中の金融機関が参加している通貨です。
リップルは仮想通貨として扱われていますが、「分散型技術を使った仮想通貨などの金融商品の決済・送金システム」と言われ、様々な機能があります。
ビットコインのようにドルや円などの法定通貨に代わる電子マネーを生み出すことを目的とせず、様々な通貨を「リップルを使ってやり取りをする」ブリッジ機能があります。
その他、数秒で取引が出来るコンセンサスシステムや、借用証書のような機能であるIOUという仕組みも搭載しています。
ビットコインキャッシュ【BCH】
2017年8月にビットコインから分裂(ハードフォーク)して誕生した通貨で、現在、時価総額4位です。
基本的な仕組みはビットコインと同じですが、ブロックサイズが1MB → 8MBに変更され、ビットコインの送金問題が解決されています。
ビットコインキャッシュ(BCH)の将来性・評価、評判・稼ぐ方法まとめ
ライトコイン【LTC】
ライトコインはビットコインよりも発行枚数が多く、日常の送金に向いた仮想通貨で、時価総額5位の通貨です。
ライトコインはビットコインと似た性質を持つ仮想通貨ですが、Segwitの実装はビットコインよりも早く、ブロック生成時間も短時間です。
送金も2.5分に1回と短いサイクルなので、日常の決済に向いた通貨で、発行枚数も多くマイニングしやすい性質を持ちます。
ダッシュ【DASH】
ダッシュは取引スピードと匿名性に特化した仮想通貨です。
Dashは仮想通貨の初期から存在していて、取引スピードと匿名性に特化した仮想通貨で、元々はダークコイン(Darkcoin)という名前でしたが、2015年5月にダッシュ(DASH)に改名されました。
ダークコインの名前の由来にもなったダークセンド(Darksend)という匿名性の高い取引機能と、その後のDashへの改名の由来となったInstantXという即座に送金が完了する機能が特徴です。
ネム【NEM/XEM】
ネム(NEM)はNew Economy Movement(新しい経済の動き)の略語で、国や政府などの機関に縛られない新しい経済活動を目指すことを目標としたプロジェクトの名称です。
ビットコインなどの仮想通貨が運用され、様々な課題が浮き彫りとなりました。
そんな中、自由な経済圏を創出するという目標のもと、生まれたプロジェクトがNEM(ネム)です。
ネムでは煩わしいマイニング作業や、送金問題が解決された通貨です。
ネム(NEM)/ XEMの将来性・評価、評判・稼ぐ方法まとめ
モネロ【XMR】
モネロは他の仮想通貨のように「ブロックチェーンに取引を記録する」のとは反対で、「取引を追跡不可能にする技術」を搭載している仮想通貨です。
所有者の匿名性を維持するのはもちろん、取引についても一切、履歴が残りません。
この匿名性、安全性の高さから、非常に評価を受けている仮想通貨です。
リスク【LSK】
リスクは「分散型アプリケーションのプラットフォーム」のプロジェクトでイーサリアムと似たような性質を持つ仮想通貨です。
リスクの特徴として「JavaScriptを使用している」・「アプリケーションをサイドチェーン化する」という違いがあります。
プログラマーは新たな言語を学ぶ必要なくアプリケーションの開発をすることができるのがリスクの特徴の一つです。
サイドチェーンを使っているのもあり、リスクは柔軟性の優れた、修正が容易なアプリケーション開発プラットフォームということになります。
イーサリアムクラシック【ETC】
イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂(ハードフォーク)して誕生した仮想通貨です。
イーサリアムとイーサリアムクラシックの仕組み自体は同じですが、考え方で大きな違いがあります。
The DAO事件でイーサリアムに50億円以上のハッキング被害が出ました。
この事件に対してイーサリアム開発チームは「ハードフォークによって不正送金が行われる前の状態に戻す」という手段を取ることで解決を図りました。
しかし、一部で「不正送金を無効化する」という行為は「中央集権的な対応」であり、「ブロックチェーンのソースコードを書き換えるべきではない」という反対意見が生まれ、イーサリアムクラシックが誕生しました。
イーサリアム クラシック(ETC)の将来性・評価、評判・稼ぐ方法まとめ
ジーキャッシュ【ZEC】
Zcash(ジーキャッシュ)は取引を追跡できない完全な匿名性を実現した仮想通貨です。
ジーキャッシュは匿名性に優れた仮想通貨で、送金元・送金先・送金量・送金履歴の全てを匿名にするゼロ知識証明という技術を採用しています。
パブリック・ブロックチェーンを使用し、分散型ネットワークを保持しつつも完全な匿名支払いを可能にしています。
モネロ【XMR】・ダッシュ【DASH】などもありますが、完全な匿名性はジーキャッシュのみです。
オーガー【REP】
Augur(オーガー)は「未来を予測して、その予測が正しければ仮想通貨で報酬をもらえるという仕組み」という変わった仮想通貨です。
Augurはプラットフォームの名称で、使用している通貨はREP(Reputation【評判】)という通貨です。
Augurは、Ethereum(イーサリアム)のスマートコントラクトプロジェクトの一つで、「占い師」を意味する言葉です。
未来予測市場のための分散型プロトコルで、オープンソースの未来予測市場のプラットフォームにユーザーが参加し、未来を予測して、その予測が正しければ仮想通貨で報酬をもらえるという仕組みで、「群衆の知恵」というシステムとブロックチェーンを使用しています。
モナコイン【MONA】
モナコイン(モナーコイン)は日本の巨大掲示板2ちゃんねるから生まれた日本初のブロックチェーン仮想通貨です。
モナコインはライトコインを元に2chが開発した仮想通貨ですが、中央管理者はいません。
2chで使うことが出来るのはもちろん、Amazonギフト券やiTunesカードにも交換もでき、ゲームなどで使える場合も多いです。
ビットコインに続き、日本でモナコインを使える店舗もあります。
ファクトム【FCT】
Factom(ファクトム)は電子記録を作成・維持・管理するためのプラットフォームです。
ファクトムはプラットフォームの名称で、通貨名はFactoid(ファクトイド)という名前になります。
ファクトムは、登記簿や貸付記録・証券・保険など、あらゆる書類や記録をビットコインのブロックチェーン上で管理する目的で作られました。
ファクト(Fact)は事実という語源から来ており、印鑑証明や登記簿登記などの特定の事実を証明できる公証になると注目されています。
仮想通貨のおすすめ購入方法
仮想通貨は取引所で購入することができます。
少額で購入することも出来るので、ぜひ少しずつ始めてみましょう。
Zaif
コイン名 | ||
---|---|---|
トークン名 | ||
---|---|---|
Zaif | 手数料 |
---|---|
入金 | 無料 |
クイック入金 | 486円~594円 |
出金 | 350円~756円 |
取引手数料【BTC】 | -0.01% |
取引手数料【その他】 | 0.1%~0.3% |
売買手数料 | 無料 |
BTCスプレッド(売買) | 3.9% |
MONAスプレッド(売買) | 4.4% |
Zaifは仮想通貨の取扱いは多くありませんが、モナコインはcoincheckには無い通貨で、ネムの取扱いがある人気の取引所です。
トークンの取扱いが非常に多く、9種類ものトークンを扱っています。
BTCの手数料は業界最安値で-0.01%という取引するとお金がもらえる仕組みです。
ネムの取引をするのであれば、手数料も安いZaifを使うのが一番良いでしょう。
bitFlyer
コイン名 | ||
---|---|---|
bitFlyer | 手数料 |
---|---|
入金 | 無料 |
クイック入金 | 324円 |
出金 | 216円~756円 |
取引手数料【BTC】 | 0.01%~0.15% |
売買手数料 | 無料 |
BTCスプレッド(売買) | 3.9% |
ETHスプレッド(売買) | 6.0% |
bitFlyerや取扱い通貨数は少なく、coincheckと比べてもモナコインの扱いがある程度です。
不正出金補償と盗難補償があり、日本一の取引所なので安心感はあります。
ポイントサイトのようなサービスがあり、無料でBTCが手に入るメリットがあります。
DMMビットコイン
コイン名 | ||
---|---|---|
DMMビットコイン | 手数料 |
---|---|
入金 | 無料 |
クイック入金 | 無料 |
出金 | 無料 |
取引手数料 | 0% |
売買手数料 | 無料 |
DMMビットコインは手数料が非常にお値打ちな仮想通貨取引所です。
現物の取引手数料が無料で、取引所なので、販売所よりも安く取引が出来ます。
口座開設で1,000円もらえます。
DMMビットコインはネムだけでなく、人気通貨のリップルの取扱いもあります。
ネム・リップル両方取引したいならDMMビットコインがおすすめです。
GMOコイン
コイン名 | ||
---|---|---|
GMOコイン | 手数料 |
---|---|
入金 | 無料 |
クイック入金 | 無料 |
出金 | 無料 |
売買手数料 | 無料 |
BTCスプレッド(売買) | 2.2% |
ETHスプレッド(売買) | 4.5% |
GMOコインは手数料が非常に低い仮想通貨の販売所です。
スプレッドも他の販売所と比べても安く、口座開設で20,000satoshi(0.0002BTC)がもらえます。
ネムの取扱いは無いため、ネムならZaifかDMMビットコインが良いでしょう。
coincheck ※新規口座開設 停止中
コイン名 | ||
---|---|---|
coincheckの特徴は、仮想通貨の取扱いが13通貨と非常に多く、他の取引所では扱っていない通貨がたくさんあります。
また、アプリも非常に使いやすいく、取引がスムーズに進みます。
coincheckでは二段階認証をした人に無料で30,000Satoshi(0.0003BTC)をプレゼントしてくれます。
Binance
コイン名 | ||
---|---|---|
などを含めて100種類以上 |
Binance | 手数料 |
---|---|
入金 | – |
出金 | – |
取引手数料 | 0.05%~0.1% |
Binanceは日本語対応している海外の仮想通貨取引所です。
取扱い通貨が100種類以上で、日本で扱っている通貨を圧倒的に上回っていて、マイナーなアルトコイン(草コイン)を購入することも出来ます。
手数料も一律0.1%でとても安いのがメリットです。
日本語対応の海外取引所というのはデメリットですが、手数料は非常に安く、取扱いは100種類を超えるので、一番におすすめしたい取引所です。
まとめ
日本でメインで取引されている仮想通貨14種類を紹介して来ました。
少しマイナーなアルトコインもありますが、実用的な通貨ばかりです。
今後、仮想通貨のブロックチェーンを採用する企業が増えることによって、値上がりする可能性もあります。
ビットコイン以外のアルトコインもぜひ購入してみましょう。
関 連 仮想通貨で稼ぐ方法まとめ – 人気おすすめのアルトコイン・草コイン
コメント