ここでは南アフリカランドと円のスワップポイント(買い)についてFX各社比較をして行きます。
低金利の日本円(0.1%)で高金利の南アフリカランド(6.75%)を購入すると、かなりのスワップポイント(金利)を受け取ることが出来ます。
ランドはスワップポイント狙いの人に一番おすすめの投資方法です。
おすすめのFX各社のスワップポイントを比較して行きます。
ランド・円スワップポイント比較表
FX会社 | スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 (くりっく365) | 164円/1日 | 0.92銭 | 10万通貨 | 0円 | 50% |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 151円/1日 | 1.3銭 | 10万通貨 | 0円 | 50% |
ヒロセ通商 | 149円/1日 | 1.0銭 | 1千通貨 | 0円 | 100% |
DMMFX | 138円/1日 | 1.4銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
SBIFX | 143円/1日 | 0.99銭 | 1通貨 | 0円 | 50% |
スワップポイントは日々変化しますので、定期的に各社チェックして行くと良いでしょう。
これを見るとGMOクリック証券(くりっく365)が一番高いスワップポイントが得られます。
表を元に計算すると
20万円の証拠金で年利29.6%
30万円の証拠金で年利19.7%
50万円の証拠金で年利11.8%
となり、他の株式投資・投資信託・不動産などと比べても非常に率の良い投資方法となります。
南アフリカランドの特徴
南アフリカは鉱物資源が豊富な国で、ダイヤモンドや金で有名な国です。
資源は豊富ですが、失業率が非常に高く20%を常に超えていて、政治も不安定な新興国です。
政策金利は6.75%で非常に高い設定がされています。
スワップポイント攻略方法(南アフリカランド・円【買い】)
ランドは各国の中で非常に高いスワップポイントとなり、一番低い日本円で購入するのが良い方法です。
ここではランドで稼ぐ方法と注意点について紹介して行きます。
ロスカットにならないよう注意する
スワップポイント稼ぐ方法は、基本的に長期保有することが前提となります。
長期保有だと値下り対策を取った証拠金を入れておく必要があります。
各社ロスカット率が載っていますが、事前にシュミレーションで確認しておきましょう。
過去10年の最安値は6.28円
過去10年のランドの相場を見てみると2016年6月に6.28円まで値下がりしています。
過去10年の最安値が6.28円だからと言って、今後も6.28円以下にならないとは限りません。
ただ、ロスカット対策の指標の1つとして過去10年の記録は覚えておきましょう。
ロスカットをシュミレーションで見てみよう
ランドを買う前に、FX会社のシュミレーションでロスカットの金額を見てみましょう。
過去10年の最安値6.28円(ロスカット率50%)を基準に作るとこうなります。
現在レートが8.5円の場合は235,000円必要です。
現在レートが8円の場合は185,000円必要です。
購入する時のレートで必要になる金額がかわります。
- 8.5円での購入は235,000円必要
- 8円での購入は185,000円必要
0.5円で50,000円かわるので、レートの低いタイミングを見て購入しましょう。
今後の値下り情報に注意する
スワップポイントで稼ぐ方法は、ランドが値を下げ、ロスカットにならないか注意が必要です。
ロスカットに対応するためにも、追証できる資金の準備をしてきましょう。
過去10年で一番値下りしたのは2016年6月の6.28円でした。
2016年1月にも6.43円に急落したタイミングもありました。
2016年1月の値下りは、これと言った急落理由がなく、投機的な理由が考えられます。
2016年6月の値下りは、イギリスのEU離脱派が勝利した結果、先行き不安によってランドが最安値を更新したようです。
他にも、南アフリカでの近年の値下がりについて調べてみました。
金・プラチナの相場下落
南アフリカで主要な産業の金・プラチナのバブル崩壊です。
2011年頃~2013年頃にかけての相場と比べ28%ほど価格が下がっています。
ランドの価格も同じように値下りをしています。
中国の景気後退
南アフリカの最大の貿易国は中国です。
近年の中国の景気後退も南アフリカには強く影響しています。
南アフリカの国政と信頼
南アフリカの国政を見てみると悪いニュースもいろいろあるようです。
・ズマ大統領が私邸の改装で1600万ドルを公費から使い込み、2016年に野党からの弾劾投票を受ける ← ズマ大統領が何とか弾劾を回避。
・市場からの信任が厚いゴーダン財務相をズマ大統領が2017年3月に解任し、大手格付け会社のS&Pから格付けを1ランク下げられる。
・2017年7月に金利が7% → 6.75%に下がる
などなど、大統領に関わるニュースがたくさんありました。
やはり新興国というのもあり、不安定要素はいろいろあるようです。
格付け会社のランドへの評価
世界には格付け会社がたくさんありますが、有名な2社S&Pとムーディーズの情報を載せておきます。
格付け会社 | S&P | ムーディーズ |
---|---|---|
基準値 | BB+ | Baa3 |
S&P | ムーディーズ | 投資基準 |
---|---|---|
AAA | Aaa | 信用リスクが最小限 |
AA | Aa | 信用リスクが極めて低い |
A | A | 信用リスクが低い |
BBB | Baa | 信用リスクは中程度 ここまでが投資適格級 |
BB | Ba | 相当の信用リスク ここからが投資不適格級 |
B | B | 信用リスクが高い |
CCC | Caa | 信用リスクが極めて高い |
SD | SD | 選択的デフォルト・一部債務不履行 |
D | D | 債務不履行 |
2社とも投資適格級をクリアはしています。
ただ、投資適格級ギリギリのため、今後の悪いニュースには目を光らせておきましょう。
トルコリラは金利8%とランドより高いですが、投資不適格級となっているので、ランドの方が安全かと言えます。
いくらまで値下がり金額を見ておくか?
これらの情報を元にして、ランドがいくらまで値下がりするか対策を取っておきましょう。
スワップポイントで一番大切なことは、ロスカットにならないことです。
過去10年の最小値6.28円までリスクを取っても良いですが、今は予想外なことが置きやすいので、5.5円や5.0円くらいまで値下がり対策を取っておくと良いでしょう。
また、念のため追証できるように余裕資金を少し持っておくのをおすすめします。
南アランド おすすめ高スワップポイントFX会社を紹介
ここでは南アフリカランドに向いたおすすめのFX会社を紹介して行きます。
スワップポイントだけでなく、ロスカット率・スプレッド・最小通貨にも目を向けておきましょう。
第1位 GMOクリック証券(くりっく365)
GMOクリック証券(クリック365)はスワップポイントで安定した高水準が続いているFX会社です。
スプレッドも低いので、ランドを買う人はGMOクリック証券(くりっく365)に登録しておきましょう。
アプリを取っておくと、取引がとてもスムーズに行きます。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
162円/1日 | 0.92銭 | 10万通貨 | 0円 | 50% |
第2位 ヒロセ通商
ヒロセ通商もGMOクリック証券(くりっく365)に続いて安定したスワップポイントのあるFX会社です。
1,000通貨から購入出来るので、資金が少ない人はヒロセ通商で少しずつ始めてみるのも良いでしょう。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
150円/1日 | 1.0銭 | 1千通貨 | 0円 | 100% |
第3位 GMOクリック証券(FXネオ)
GMOクリック証券(FXネオ)はGMOクリック証券(くりっく365)と同じ証券会社ですが、登録から1ヶ月間、デモ取引(実際のお金はかけずに、仮想で取引の練習をする)をすることが出来ます。
スプレッドが安いのも魅力ですが、ランドはくりっく365の方が安いです。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
144円/1日 | 1.3銭 | 10万通貨 | 0円 | 50% |
第4位 SBIFXトレード
SBIFXトレードは1通貨から購入でき、敷居が非常に低いFX会社です。
FX積立という独自機能があり、毎月定額をして平均購入額を抑えることも出来ます。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
141円/1日 | 0.99銭 | 1通貨 | 0円 | 50% |
第5位 DMMFX
DMMFXは日本で一番口座数を誇るFX会社です。
24時間カスタマーサポートもあり、初心者にも安心です。(LINEのサポートもあります)
スマホアプリもあり、とても使いやすいです。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
138円/1日 | 1.4銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
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