ここではニュージーランドドル(NZドル)と円のスワップポイント(買い)についてFX各社比較をして行きます。
低金利の日本円(0.1%)で高金利のNZドル(1.75%)を購入すると、それなりのスワップポイント(金利)を受け取ることが出来ます。
NZドル取引量が少ない関係もあり値動きが激しいので、安値の時に買って、スワップポイントも一緒に狙って行きましょう。
おすすめのFX各社のスワップポイントを比較して行きます。
NZドル・円スワップポイント比較表
FX会社 | スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|---|
ヒロセ通商 | 60円/1日 | 1.0銭 | 1千通貨 | 0円 | 100% |
GMOクリック証券 (くりっく365) | 45円/1日 | 2.5銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
SBIFX | 43円/1日 | 1.79銭 | 1通貨 | 0円 | 50% |
DMMFX | 44円/1日 | 1.4銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 44円/1日 | 1.2銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
スワップポイントは日々変化しますので、定期的に各社チェックして行くと良いでしょう。
これを見ると、スワップポイントで稼ぐならヒロセ通商一択になります。
スプレッドも低いので、売買を繰り返す人もヒロセ通商が良いでしょう。
表を元に計算すると(ヒロセ通商で計算)
20万円の証拠金で年利10.9%
30万円の証拠金で年利7.3%
40万円の証拠金で年利5.4%
となり、他の株式投資・投資信託・不動産などと比べても非常に率の良い投資方法となります。
NZドルの特徴
NZドルは豪ドルと違い、農作物が盛んな国で、鉱物資源はあまり取れない国です。
しかし、隣国のオーストラリアの影響を受けやすい国なので、豪ドルの値動きに合わせて動きやすい特徴があります。
先進国通貨ですが先進国の中ではマイナーなため、取引量が少なく、値動きが激しい傾向があります。
スワップポイント攻略方法(NZドル・円【買い】)
NZドルはスワップポイントで4番目の金利通貨です。
(1位:トルコリラ 2位:南アランド 3位:人民元 5位:豪ドル)
ですが、通貨の信頼性が非常に高いので、投資対象としては非常におすすめの通貨と言えます。
ロスカットにならないよう注意する
スワップポイント稼ぐ方法は、基本的に長期保有することが前提となります。
長期保有だと値下り対策を取った証拠金を入れておく必要があります。
各社ロスカット率が載っていますが、事前にシュミレーションで確認しておきましょう。
過去10年の最安値は44.2円
過去10年のNZドルの相場を見てみると2009年2月に44.2円まで値下がりしています。
この時はリーマンショックで世界的な恐慌になったので、NZドルも同じように大幅な暴落となっています。
今後、リーマンショックのような大きな暴落になる可能性が無いとは言えないので、対策を取って余裕を見ておきましょう。
ロスカットをシュミレーションで見てみよう
NZドルを買う前に、FX会社のシュミレーションでロスカットの金額を見てみましょう。
過去10年の最安値44.2円(ロスカット率50%)を基準に作るとこうなります。
現在レートが80円の場合は367,000円もの資金が必要です。
リーマンショックの暴落値(44.2円)以外を考えると、安値で54.9円ほどとなっています。
底値を54.9円に設定すると262,000円必要です。
リーマンショック対策を考えるのと10万円ほどの資金の差が出てきます。
スワップポイントで稼ぐのであれば、出来るだけ余裕を見た方が良いので、出来るだけ余裕資金を見ておきましょう。
今後の値下り情報に注意する
スワップポイントで稼ぐ方法は、NZドルが値を下げ、ロスカットにならないか注意が必要です。
ロスカットに対応するためにも、追証できる資金の準備をしてきましょう。
過去10年で一番値下りしたのは2009年2月の44.2円でした。
この時の急落の理由は「リーマンショック」です。
他にも、NZドルの近年の値下がりについて調べてみました。
豪ドルの影響を受ける
NZドルは豪ドルの影響を受けやすい傾向があります。
リーマンショックの暴落もオーストラリアが先に2008年10月に底値をつけ、その後ニュージーランドでも2009年2月に底値をつけています。
オーストラリアの後に影響することも多いので、相場を読みやすい傾向もあります。
天候に左右される農作物が主産業
ニュージーランドの主産業は農作物で、全体の3割を占めるほどです。
ですので天候に左右されやすく、農作物の価格が上がればNZドルが買われる傾向があります。
格付け会社のランドへの評価
世界には格付け会社がたくさんありますが、有名な2社S&Pとムーディーズの情報を載せておきます。
格付け会社 | S&P | ムーディーズ |
---|---|---|
基準値 | AAA | Aaa |
S&P | ムーディーズ | 投資基準 |
---|---|---|
AAA | Aaa | 信用リスクが最小限 |
AA | Aa | 信用リスクが極めて低い |
A | A | 信用リスクが低い |
BBB | Baa | 信用リスクは中程度 ここまでが投資適格級 |
BB | Ba | 相当の信用リスク ここからが投資不適格級 |
B | B | 信用リスクが高い |
CCC | Caa | 信用リスクが極めて高い |
SD | SD | 選択的デフォルト・一部債務不履行 |
D | D | 債務不履行 |
2社とも最高ランクの「信用リスクが最小限」となっています。
NZドルは安定的に成長しており、かつ、財務的にも非常に安定しているということができます。
いくらまで値下がり金額を見ておくか?
これらの情報を元にして、NZドルがいくらまで値下がりするか対策を取っておきましょう。
スワップポイントで一番大切なことは、ロスカットにならないことです。
過去10年の最小値(リーマンショック時)44.2円くらいまで値下がり対策を取っておくと良いでしょう。
また、念のため追証できるように余裕資金を少し持っておくのをおすすめします。
NZドル おすすめ高スワップポイントFX会社を紹介
ここではNZドルに向いたおすすめのFX会社を紹介して行きます。
スワップポイントだけでなく、ロスカット率・スプレッド・最小通貨にも目を向けておきましょう。
第1位 ヒロセ通商
ヒロセ通商はNZドルで一番スワップポイントのあるFX会社です。
スプレッドも低いので、短期売買したい人もヒロセ通商がおすすめです。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
60円/1日 | 1.0銭 | 1千通貨 | 0円 | 100% |
第2位 GMOクリック証券(くりっく365)
ヒロセ通商の次に安定した高水準が続いているFX会社です。
NZドルだけならヒロセ通商の一択ですが、ランドなどの他の通貨と一緒に投資する時は良いでしょう。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
46円/1日 | 2.5銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
第3位 DMMFX
DMMFXは日本で一番口座数を誇るFX会社です。
NZドルはスワップポイントも良く、スプレッドも比較的低く設定されています。
初心者に嬉しい24時間サポートや、スマホアプリは使いやすいです。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
44円/1日 | 1.4銭 | 1万通貨 | 0円 | 50% |
第4位 SBIFXトレード
SBIFXトレードは1通貨から購入でき、敷居が非常に低いFX会社です。
FX積立という独自機能があり、毎月定額をして平均購入額を抑えることも出来ます。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
43円/1日 | 1.79銭 | 1通貨 | 0円 | 50% |
第5位 GMOクリック証券(FXネオ)
GMOクリック証券(FXネオ)はGMOクリック証券(くりっく365)と同じ証券会社ですが、登録から1ヶ月間、デモ取引(実際のお金はかけずに、仮想で取引の練習をする)をすることが出来ます。
スプレッドが安いのも魅力ですが、NZドルでの活躍の場は無さそうです。
スワップポイント | スプレッド | 最小通貨 | 手数料 | ロスカット |
---|---|---|---|---|
43円/1日 | 1.2銭 | 1万通貨 | 0円|50% |
- GMOクリック証券【FXネオ】
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